
生態系ファーム
生態系ファームは、単一作物ではなく生態系を育てる実験的な試みです。拡張生態系の考え方に基づき、数百から数千種の植物を混生密生で組み合わせ、無耕起・無施肥・無農薬を原則に、種と苗以外持ち込まず、生態学的最適化により生命力に満ちた植物生育を実現する手法を実証実験中です。

生態系ファームとは
生態系ファームとは、単一作物を育てるモノカルチャーではなく、生態系を拡張していくように生物多様性を育てるシネコカルチャーのファームです。植物・動物・微生物からなる惑星地球生命圏の強化に貢献することで、多様な生きものの絶滅を防ぎ、豊かな生態系によってもたらされる気候の安定や居住環境の快適さを未来に継承することを目指しています。
生態系ファームの特徴
- 拡張生態系の方法論を全面採用
- 単一作物の生理最適ではなく、多様な生物で構成される生態系の生態最適を重視
- ポリマススクールのエレメンタリープログラムの自然科学実習環境として運営
- 例:動植物の生態研究、元素循環(水循環・岩石循環・大気循環)などの惑星科学研究、バイオテクノロジー研究、テラフォーミング技術研究など
- ポリマスキッチンのオーガニック食材の提供
- 寒冷地(岩手県内各地)での食糧生産技術を研究し、知見を段階的に蓄積
- 将来的には、ポリマススクールのセカンダリープログラムと連携し、畜産業や漁業に展開予定
生育品種例
生態系ファーム1-2年目の例をご紹介します。組み合わせ時は、種は「◯科◯属」で区別し、タイプは「一年草、多年草、つる性植物、落葉低木、落葉高木」で分類し、樹木を中心に混生密生します。野生の在来植物も自然に混合します。
- 果樹系:リンゴいろいろ、モモ、スモモ、ブドウいろいろ、ナシ、ナツメ、グミ、ブルーベリー、ラズベリー、ジューンベリー、イチジク、びわ、キイチゴ、ヘーゼルナッツ、アーモンド、クリ、ブラックカラント、レッドカラント
- 高木系:クヌギ、モミジ
- 低木系:タラノキ、セイヨウシャクナゲ、ミヤマキリシマ
- 草の果実系:スイカ、メロン、イチゴ、きゅうり、かぼちゃ、ユウガオ、オクラ、トマト、ナス、パプリカ、トウガラシ、シシトウ、ゴーヤ、ヘチマ
- 穀物系:アワ、ヒエ、キビ、アマランサス、大麦、小麦、大豆、小豆、ササゲ、稲、エンドウ豆、ソラマメ、インゲンマメ、トウモロコシ、
- 根系:玉ねぎ、長ネギ、ニンニク、ジャガイモ、サツマイモ、だいこん、カブ、にんじん、ゴボウ、キクイモ、ショウガ、ミョウガ、わさび、ビーツ、自然薯、ナガイモ
- 葉系:シュンギク、キャベツ、レタス、エゴマ、チンゲンサイ、ブロッコリー、小松菜、白菜、アスパラガス、ホウレンソウ、ツルムラサキ、山東菜、ニラ、クレソン、キンサイ、カラシナ、オカヒジキ、アサツキ、アシタバ
- 花系:ひまわり、除虫菊、ラベンダー、マリーゴールド、キンセンカ、サルビア、千日紅、リビングストンデイジー、コキア、コスモス、ケイトウ、カレンデュラ、チューリップ、ネモフィラ、カーネーション、カスミソウ
- ハーブ・スパイス系:カモミール、ローズマリー、タイム、ミント、オレガノ、バジル、レモンバーム、クミン、ルッコラ、レモンバーム、ロシアンタラゴン、ワイルドストロベリー、ヨモギ、ルー、ミツバ、シソ、セージ、チャービル、イタリアンパセリ、ディル、チェリーセージ、サラダバーネット、フェンネル、セロリ、アーティチョーク、パクチー(コリアンダー)、山椒、マジョラム、バジリコナーノ、チャイブ、行者ニンニク、セントジョーンズワート、ステビア、オレンジバーム
- 苔系:カモジゴケ
- 緑肥系:ヘアリーベッチ、ソルガム、ホワイトクローバー、クリムソンクローバー、エンムギ、ライムギ
- その他いろいろな生きものが登場
※このリストは一例です。生態系ファームの構成品種は、圃場ごとに異なり、季節や気候、利用可能状況次第で変化します。