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原因はプラスかマイナス

· 約2分
Yachiko Obara
共同代表 @ ポリマスリサーチ
Hiroki Obara
共同代表 @ ポリマスリサーチ

問題が起きるのは、①余分なものを足したか、②必要なものを引いたか、のどちらかしかない。つまり、必要十分ではないから問題が起きたということ。必要十分条件を満たすように、余分か不足を特定すれば、それは同時に真の解にもなっている。

宇宙に存在するものはすべてオートメーションで存在している。すなわち、最初から完全な状態で存在している。例えば、宇宙に存在する全生命体はタネの時点で生命情報をすべて保持している。そのすべての可能性を含んだ生命情報が環境と相互作用して時間を含む幾何学的に発現していく。これが生命の量子性である。動的な細胞構築の連環的繰り返しが生命現象である。

「ポリマス」とは万能性であり、量子性であり、完全性である。禅の円相図には、過剰なものも欠けているものもない。その完全無欠な状態から何かを足したり、引いたりすることで偏りが生まれる。その偏りこそが問題の原因である。その偏りを正せば、問題は自ずと解消される1


Footnotes

  1. これは生をデフォルトとする東洋的な発想であり、死をデフォルトとする西洋的な発想(現代科学を支配しているもの)からは生まれてこないものである。その違いは、自然宇宙礼賛の東洋思想と人間礼賛の西洋思想に表れている。西洋科学には問題解決能力において決定的な限界がある。西洋ナイズドされて専門分化の方向で育ってきた文明には、根本的な発想の転換が必要である。